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110. プルリクエストとは — 差分を取り込んでもらう依頼
プルリクエスト(PR)は「このブランチの差分を main に取り込んでほしい」という依頼です。ブランチを push しただけでは main は1ミリも変わりません。GitHub 上で PR を作り、内容を見てもらい、承認されて初めてマージ(取り込み)されます。push は荷物を送っただけ、PR は受け取りの手続き、と考えると分かりやすいです。
PR はチーム開発における品質の関所です。人間によるコードレビューと、テストやビルドを自動実行する CI の2つのチェックがここで走ります。main に入るコードは必ず誰かの目と機械のチェックを通っている、という状態を作ることで、バグの混入や属人化を防ぐのが PR という仕組みの狙いです。
初学者がやりがちなのは、push して満足してしまい PR を作り忘れることです。push しただけでは誰にも気づかれません。また PR を出したあとに同じブランチへ push した分は、自動的にその PR へ追加されます。「ブランチ = PR の中身」という対応関係をまず押さえましょう。
サンプルコード(フレームワーク環境が必要なため表示のみ)
# ── PR を使った開発の全体フロー ──
# 1. 作業ブランチをリモートに push する(この時点で main は無変化)
git push -u origin feature/user-card
# 2. push したブランチから PR を作る(gh は GitHub の公式CLI)
# ブラウザなら GitHub のリポジトリ画面に出る
# 「Compare & pull request」ボタンからでもよい
gh pr create --title "ユーザーカードの表示を追加" \
--body "一覧画面にユーザーカードを表示します"
# 3. ここから品質の関所が動き出す
# ・CI: テスト・ビルド・Lint が自動で走る
# ・レビュー: チームメンバーがコードを読んでコメントする
# 4. CI が緑 + 承認が揃ったらマージ → ここで初めて main に入る
サンプルコードで身につける(5本) →
学んだ概念を、素朴な例から実務寄りの例まで5つの具体例で確認します。
公式ドキュメントで詳しく ↗