Dev Study
← 解説「for とレンジ — 回数が決まった繰り返し」に戻る

サンプルコードで身につける: for とレンジ — 回数が決まった繰り返し

解説で学んだ概念を、5つの具体例で確認します。素朴な例から実務寄りの例へと進みます。

10..3 を順に回る基本の for

レンジ 0..3 を for で回すと 0, 1, 2 が順に取り出される、という最小の例です。カウンタ変数の宣言も更新も書かないのに繰り返しが成立している点が、while との大きな違いです。「終端の 3 は含まれない」ことを出力で確かめてください。

Rust

2.. と ..= の違いを並べて確かめる

0..3 と 1..=3 を続けて回し、「.. は終端を含まない、..= は含む」を出力の並びで比べる例です。境界の1つずれ(off-by-one)はあらゆる言語で定番のバグなので、ここで目に焼き付けておく価値があります。「3回繰り返す」なら 0..3、「1番から3番まで」なら 1..=3 が素直です。

Rust

31から100までの合計を求める

mut の合計変数に、for で取り出した値を足し込んでいく集計の基本形です。while でカウンタを手動管理するのと違い、範囲のずれや更新忘れが構造的に起きません。「レンジを回して畳み込む」この形は、集計処理の土台としてこの先ずっと使います。

Rust

4二重ループで九九の表(3×3)

for の中に for を入れて、行×列の全組み合わせを処理する例です。外側の row が1つ進むごとに、内側の col が最初から最後まで回ります。表形式のデータ処理や全組み合わせの探索など、二重ループは実務でも頻出のパターンです。

Rust

55年分の複利をシミュレーションする

「年利3%で5年運用」のように回数が決まった状態更新を、for とレンジで書く実務寄りの例です。year はレンジから受け取るので管理不要、変化する残高だけを mut で持ちます。利息計算・減価償却・成長予測など、「N 期分を順に更新する」計算はすべてこの形に落ちます。

Rust